ビージェイはデトロイトのダウンタウンで暮らす黒人の青年。昼間はパートタイム、夜はクラブでラップをして暮らしている。
マークは同じくデトロイトに住む白人の青年。ビージェイが暮らす集落とは一本の大きな道で隔たれた高級住宅街に住んでいる。
2人は人種の壁を超えて意気投合するが、マークの立場を気遣い表立っての会話は避けていた。
そこで2人が思いついたのが、マークがテニスの壁打ちをしながら、その壁の裏にいるビージェイが、壁にボールが当たるリズムでラップをするというものだった。
ある日ビージェイが夜道を歩いていたところ、頭から袋を被せられて捕獲されてしまう。
白人とつるんでこのスラムを抜けようとしている、そんなことはさせない。
クラブでリンチされるビージェイ。
マークはビージェイの状況を知りクラブへと走る。
ビージェイを助ける方法は、マークがクラブのリーダー、コーディーにラップバトルで勝つこと。
最初はビートが流れても何も出来ないマーク。
しかしビージェイのアドバイスでテニスラケットを持ちながらラップすると、普段のビージェイのライムがマークに浮かんでくる。テニスのリズムのビート。壁の裏からいつも聞こえてきたライム。
コーディーを打ち負かし、ビージェイを救い出すマーク。
アメリカ全土を騒がせることとなるラップユニットが誕生した夜だった。
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